2023.10.12

「結婚相手は一番好きな人ではなく、二番目に好きな人を選んだ方がいい」と、したり顔で口にする者がいるそうだが、
付き合っている相手が人生で二番目に好きかどうかなんて、分かる人がいるんだろうか?
でも、ひとつだけ確かなことがある。
人生で一番好きな相手は失おうとする、まさにその瞬間に「この人だ!」と気づくのである。

2023.04.26

1

“レモンぐらいってことはないと思うんですが。今大事なのはそこじゃないと思うんですけど。どうしてかける前に聞かなかったんですか?”

 

2

“行間。好きな人には好きって言わずに、会いたいって言うでしょ?会いたい人には会いたいって言わずに、ごはん行きません?って言うでしょ。好きだって言う代わりに、チケット一枚余ってるんだけどさって言ったことない?言葉と気持ちは違うの。こんなのデートじゃないんだからね!って言うのはデートでしょ?絶対怒らないから本当のこと言って。って言って、本当のこと言ったらめっちゃ怒られるでしょ?それが行間!連絡しますねっていうのは、連絡しないでねって意味でしょ?”

“九條さんがそう言ったんです。別府君、私たぶん結婚する。って。行間じゃないですか?行間ですね。行間案件だ。別府君、私たぶん結婚する。=別府君、私の結婚、止めて。思い出してください。結婚するって言った時の顔。そこに彼女の本当の気持ちがあります。”

“人生のクライマックスを見逃したの?富士山登ってスマホ触ってるのと同じですね。人生には後から気づいて、間に合わなかったってこともあるんですよ?”

“この人にはわたしがいないとダメっていうのは、大抵、この人がいないと私ダメ…なんですよね”

“はっきりしない人って、はっきりしないはっきりした理由があるし、人を好きな気持ちって簡単にこぼれちゃうものじゃない。別府さん、気づいてくれないの?”

 

3

“僕も元気なかったからね。元気があったら人は結婚なんかしないでしょ。”

“結婚ってこの世の地獄ですよ。妻ってピラニアです。婚姻届は呪いを叶えるデスノートです。毎日ケンカして、離婚届を持ってこられて、それでも息子と離れたくなかったから抵抗してたんだけど、ある時、駅の階段から落ちて僕入院して… とにかく人生であんなに憎んだ人はいません。”

“あんたはな、絶対言うたらあかんこと言うてん。「あ〜あ。あの時、宝くじ引き換えておけば今頃…」って。今頃何?そこに私はおらんかったやろ。光大はおらんかったやろ。妻ってな、夫にな、もし結婚してなかったらって、思い浮かべられることほど、悲しいことはないよ。”

 

4

“あなたといると2つの気持ちが交ざります。楽しいは切ない。うれしいは寂しい。優しいは冷たい。愛しいは… 虚しい。愛しくて、愛しくて、虚しくなります。語りかけても、触っても、そこには何もない。じゃあ僕は一体何からあなたを奪えばいいんですか?”

 

8

“人というのはね、夜は遅くても10時には寝るふうに出来てるの。そうやって人は、身体と心を育んでるんです。私の尊敬するパッチワークの先生はおっしゃいました。「努力でもない。信念でもない。人の心というのは、習慣によってつくられる」どういうことかというと、心というのは、とても弱いものです。だけど一度身についた習慣であれば、そう簡単には乱れません。何かしなきゃ… じゃないんですね。まず、思うより先に、手が足が、動いていることが大事なんですね。日々の生活をきちんとこなしていれば、落ち着いて物事に接することができます。明鏡止水。自然と心が綺麗になっていくんですね。パッチワークの先生はおっしゃいました。「冬こそ、冷たいお水で顔を洗いましょう。」”

 

9

“知ってるよ。真紀さんがみんなのこと好きなことくらい。絶対それは、うそなはずないよ。だってこぼれてたもん。人を好きになるって、勝手にこぼれるものでしょ?こぼれたものがウソなわけないよ。”

 

10

“1年前にもこんなふうにして話してたじゃないですか。好きなことを趣味にするのか、夢にするのか。趣味にできたら幸せだけど、夢にしたら泥沼で、ちょうどね、今、その時が来たんだと思います。夢が終わるタイミング。音楽を趣味にするタイミングが、向こうから来たんです。”

“僕はこの1年、無駄じゃなかったなって思います。夢は必ず叶うわけじゃないし、諦めなければ叶うわけでもないし、だけど夢見て損することはなかったなって、1つもなかったんじゃないかなって思います。”

“休みの日にみんなで集まって、道で演奏するのもいいんじゃないですか。誰が聴いてても、聴いてなくても、私たちが楽しければ。”

“初めまして。私は去年の冬、カルテットドーナツホールの演奏を聴いた者です。率直に申し上げ、ひどいステージだと思いました。バランスが取れてない。ボウイングが合ってない。選曲に一貫性がない。というより一言で言って、皆さんには奏者として才能がないと思いました。世の中に優れる音楽が生まれる過程でできた、余計なもの。皆さんの音楽は煙突から出た煙のようなものです。価値もない。意味もない。必要ない。記憶にも残らない。私は不思議に思いました。この人たち、煙のくせに、何のためにやってるんだろう。早く辞めてしまえばいいのに。私は5年前に奏者を辞めました。自分が煙であることに、いち早く気づいたからです。自分のしてることの愚かさに気づき、スッパリと辞めました。正しい選択でした。本日またお店を訪ねたのは、皆さんに直接お聞きしたかったからです。どうして辞めないんですか?煙の分際で続けることに、一体何の意味があるんだろう。この疑問はこの一年間、ずっと私の頭から離れません。教えてください。価値はあると思いますか?意味はあると思いますか?将来があると思いますか?なぜ続けるんですか?なぜ辞めないんですか?なぜ?教えてください。お願いします。”

“みんなを裏切って… 裏切ってないよ。人を好きになることって、絶対裏切らないから。”

“僕たちの名前は、カルテット ドーナツホールですよ。穴がなかったらドーナツじゃありません。僕は、皆さんの、ちゃんとしてないところが好きなんです。”

“しっかり三流の自覚待って、プロの仕事を、カルテットドーナツホールとしての夢を、見せつけてやりましょう。”

“すずめちゃん。軽井沢帰ろう。泣きながらご飯を食べたことある人は、生きていけます。”

2022.11.09

やっぱりお仕事をしていて、誰かの役に立てたり、「ありがとう」って心から伝えてもらえる場面があると本当にうれしい。効率を求めるよりも、時間をかけて寄り添うほどそう伝えてもらえることが多いから、時間がかかっても寄り添った支援を行うことができる専門職でありたい。また頑張ろう〜って思えた。うれしかった